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一箱 2,300円(税込)
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12:00-19:00社員食堂ゆにわ
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新たなものが生み出される、桃の節句(ひな祭り)の過ごし方
日本の独自の暦のひとつに、季節の節目をあらわす節句が5つあります。
1月7日:人日の節句
3月3日:上巳の節句
5月5日:端午の節句
7月7日:七夕の節句
9月9日:重陽の節句
これを五節句と言い、一年の中でも特に「陽の気(変化のエネルギー)」が高まる時です。
3月3日の上巳の節句(桃の節句)である「ひな祭り」は、中国の習慣が渡って来たものだと言われていますが・・・
実は、そのはるか昔、日本の神代の時代からはじまったものでした。
ここからは、その神話をご紹介します。
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はるか昔、男の神様と女の神様が生まれました。
男の子は、手に木の実を持っていたので、その実を植えたところ、
3年後の3月3日に立派な木へと成長し、百の花が咲き、そして百の実がなりました。
そうして、
その木は百=「桃」と名付けられ、
男の神様は「桃雛木の神様」
女の神様は「桃雛実の神様」
と呼ばれるようになったのです。
やがて、桃雛木尊と桃雛実尊は成人し、その年の3月3日に結婚しました。
そのとき、折しも花開く桃の木の下で、桃雛木尊と桃雛実尊がお酒を飲みかわされたので
桃雛実尊の「実」と、桃雛木尊の「木」を取って、
神様に捧げるお酒が「お神酒」と呼ばれるようになります。
さらに、桃の花が咲いたのが3年目の3月3日だったので、3杯ずつ3度、お神酒を飲み交わす神道の儀式が始まったのだとか。
これが現在の結婚式でも行われる「三三九度の杯」のはじまりと言われています。
その杯の儀が終わった後に、男女の神が床入りをされ、夫婦の契りを結ばれ、新しい神々が次々に誕生していったのでした。
新たなものが生み出されていくとき
それこそが、日本人に連綿と続く古神道における、ひな祭りの真の意味です。
春を迎えるこれからの時期は、自然も、動物たちも、人々も、活発に動きはじめます。
古来の人々は、その前に溜まった邪気や犯してしまった罪やケガレを払い、生成発展していく大自然の流れに乗っていけるように、お神酒を飲み、身を浄めるお祭り(宴)を行なっていました。
それが庶民文化の中に溶け込み、桃の花が咲く季節であることから、「桃の節句」とも呼ばれるようになります。
女の子がいる家には、雛人形を飾りますね。
それは、災いを雛人形に移して厄払いをするための儀式の一つです。
また別の神話で、
黄泉の国からイザナギが逃げ帰ってくるときに、桃の実を投げて化け物を退け助かった、
とあるように、古来から「桃」は
- 邪気を祓い
- 英気を養い
- 不老長寿を与えるもの
として
「魔除け」
「厄除け」
「仙薬」
に使われてきました。
ちょうど今の時期、溜まった心身の疲れを取り去り、次の活動に向けエネルギーチャージが必要なことと、桃がピッタリだったのです。
年中行事の中には「うつし」という考えと手法があります。
願いを縁起の良い言葉に当てたり、形や色に意味を込める儀式です。
例えば、桃の節句によく食べられる「ちらし寿司」の具材。
腰のまがった海老は、長寿の神様である七福神の寿老人やえびす様をあらわします。
もともと昔から、ちらし寿司には沢山の具を混ぜることから「成長しても食べるものに困らないように」という願いをこめて作られていました。
さらに、
- 生命エネルギー(魔除け)の桃色
- 雪の大地(清浄)の白色
- 春の木々の芽吹き(健康)の緑色
と見立てた3色を食べることで、大自然のエネルギーを授かることができるのです。
ゆにわでは、ちらし寿司を春の訪れをお迎えする縁起物として、食べてくださるみなさまが、雪が溶け、草が芽生え、花が咲くごとく疲れがとれ、元気が出て、日々の努力が報われていくように、という気持ちを込めておつくりします。
また、七福神にちなんだ7種類の食材を使い、自家製の『福神漬け』を混ぜ込みました。
寿司酢には白砂糖を一切使わずに、体を温めてくれる「ゆにわのきび砂糖」と、無農薬のお米から2年以上かけて作られた純米酢を使用しているので、自然の優しい甘みが口の中いっぱいに広がります。
さらに!
今年は、昨年ご縁でつながった魚屋さんの新鮮で美味しい「いくら」がトッピングされ、バージョンアップしています。
3月3日のひな祭りの日に、桃雛木尊と桃雛実尊が新たなものを生み出していった神話にあやかった、縁起物のちらし寿司になるよう華やかにお作りしました。
お子様からご高齢の方まで美味しく召し上がっていただける、ゆにわのちらし寿司。
ぜひご賞味くださいね。