ゆにわのスタッフの中には、かつて、コーヒーが飲めなかった人も多くいます。
でも、みんな、今では「美味しい!」と、ゆにわのコーヒーを好んで飲みます。
それは、北極老人をはじめ、今ではちこ店長、御食事ゆにわホールスタッフの北川さん、べじらーめんゆにわの新谷さんなどの飲食スタッフが淹れてくれたコーヒーに、みんな魅了されたんですよね。
そのエピソードは、ちこ店長と同じく、高校時代から北極老人を師と仰ぐ、羽賀ヒカルさんの新刊『書けば叶う』にも少し紹介されています。
当時、羽賀さんは高校生。
大学受験塾ミスターステップアップの塾長だった北極老人が大き目のポットに、たっぷりのカフェオレを作ってくださったときのことです。
いつも驚嘆させられるのですが、北極老人のコーヒーほど、コク、キレ、香りの調和した飲み物をわたしは知りません。
とくにカフェオレは、それを作り始めるやいなや、なんとも言えない甘くて芳醇な香りにつられて、ダイニングに塾生が集まってくるのが常でした。
その時は9人の塾生が集まり、みな嬉しそうにカップを差し出し、北極老人は一人一人にそのカフェオレを注いでくださいました。
「美味しい!僕の好み(苦め)の味だ」と、ある塾生が笑いました。
「ほんと美味しい・・・。わたしの好み(甘め)の味だわ」と、別の塾生が言いました。
その時、北極老人が、こう仰いました。「そのカフェオレは、各自の好みの味がするはずだ。ぜひ、飲み比べをしてみるといい」
そこにいた塾生たちは、首をかしげつつも、試しにカップを交換し合いました。
「ホントだ! ぜんぜん違う!」
「同じポットの中のカフェオレなのに…」
「どうしてカップに注がれた瞬間に、好みの味に変わるの?」
「すごい!」みな騒然としつつも、不思議な安堵感に包まれていました。
その時、北極老人がわたしに、静かにこう仰いました。
(中略)
「安心すると“光”が集まってくる。
その“光”を、呼吸・言葉・イメージで、方向づけするんだ。まず、何事も、呼吸をととのえてから。
いいかい?落ちついて、ゆ~っくり、鼻から息を吸って、口から、静か~に吐く。
この繰り返し。困った時、調子の悪い時は、たいてい、呼吸が乱れているからね。
次に、言葉。
「できる!」「大丈夫!」「できた!」「良くなった!」などの、ポジティブな言葉で、自分自身を、プラスの方向に誘導する。
そして、イメージ。
早朝の、あるいは、夕方の、まばゆい太陽をイメージしよう。
人生で最も感動した場面の感情(うれしい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい)を取り出してもいい。そうやって集められた“光”を、
料理に向けたら、最高の食事になる。
勉強に向けたら、勉強が楽しくなって、成績が上がる。
会話に向けたら、言葉はエネルギーなんだ、と実感する。
コーヒーに向けたら、みんなの好みの味に変化する。
マッサージに向けたら、痛みが消える。これが、ゴッドハンドだよ。
涙が出るほど美味しい料理が作れるのも、
めちゃくちゃうまい野菜が穫れるのも、
子育てで、いい子が育てられるのも、
センター試験の英語で、たった30分で満点がとれるのも、
東大京大の数学で、満点(=6問完答)がとれるのも、
言ったこと、書いたことが、実現するのも、
触っただけで痛みが取れてしまうマッサージも、
みんな、ゴッドハンドのなせるワザさ」
こんなストーリーを感じながら、毎朝、パティスリーゆにわでは、ゆにわマートで焙煎したコーヒーをドリップし、濃厚なコーヒーゼリーをお作りしています。
砂糖は極力控えた生クリームのほのかな甘さと、ほろ苦いペルー産コーヒーの絶妙なバランスをお楽しみください。
◆販売価格
306円(税込)
◆販売日時
12:00~19:00(水木定休)
◆場所
PATISSERIE Uniwa(パティスリーゆにわ)
072-807-4355