ちこ 映画「美味しいごはん」活動

なぜ映画なのか

わたしがずっと描いている夢は、
「毎日の食卓の〝美味しいごはん〟から、日本中に幸せが広がること」。

「日本中」なんていうと大げさに聞こえるかもしれませんが、
本気でそれを実現したいと思っています。

食べ方を変えれば、生き方が変わります。

食べ物は、自分の体と心を作るものですから、
人生を変えるには、ごはんを見直せばいい。

とってもシンプル。
こんなに簡単に、こんなに早く、誰でも幸せになれる方法が、目の前にあるのです。

それなのに、
仕事や子育てで忙しい、手間がかかる、お金をかけたくない、料理が苦手・・・
いろんな理由で、毎日のごはんがおろそかになってしまっている方が多いと思います。

それどころか、
コンビニ食やファーストフードなど、手軽な食事が増え続ける中で
愛情のこもった、本当に美味しいごはんが、日々、失われていっています。

さらには、「炭水化物ダイエット」と称して、ごはんを抜くことが流行り、
まるで、ごはんは敵扱い。
本当に、本当に、残念でなりません・・・

この現状を、なんとかしたい。
このままでは、日本の食が危ない。
未来をになう、このかわいい子どもたちの健康はどうなるの?

そんな危機感を持っているのは、決して私ひとりではないはず。

だったら力を合わせて、
ごはんの大切さをもっと多くの人に伝える〝なにか〟ができないだろうか?

そう考えていた、矢先のことです・・・。

 

それは、嵐が吹き荒れる日。
東京の白金にある ゆにわの支店のカフェで

友人である作家のひすいこたろうさんと
久しぶりにお会いし、お話しをしていたときのことです。

その日は、天候が悪いため、他のお客さんは誰もおらず
借り切り状態だったこともあり、周りを気にすることなく
話しがどんどん盛り上がっていきました。

わたしが
「もっと多くの人に、ごはんのチカラを知ってもらいたい」という思いを語ると
ひすいさんは、いつになく真剣な顔で、

「ちこちゃんがごはんを炊いている姿を見ただけで
そんなに変わった人がいるなら
その映像を撮って、どんどん広げていった方が、絶対にいいよ!!!」

と、強めに提案されました。

そして、ひすいさんから、さらに

「映像なら、サンマーク出版の鈴木七沖さんがいいと思うから、紹介するよ」

と言ってもらい、
鈴木七沖さんとのご縁をいただきました。

さっそく、みんなで集まって話をしていると

今度は、七沖さんから

「せっかくだから、お米の作るところから収穫までの工程と
ごはんで人生が変わった人たちの様子も合わせた映画にしてみるのは、どうかな?」

という話しになっていきました。

「え、映画!? わたし、大丈夫???
そもそも、映画なんて・・・、どうやったらできるの!?」

と正直、戸惑いました。

でも、そのあとすぐに

「普段、直接お会いできない方々のお役に立てるのであれば・・・
よし、やってみます!」

と言い

ごはんのチカラによって、幸せが広がっていくことを願い
映画「美味しいごはん」をつくることを決めました。

 

最終的には、全国の小学校に配ったりして、いのちを学ぶ授業や、日本人のすばらしさを思い出す授業としてご活用いただけたら、と考えているんです。

小学校の子たちが、給食でごはんを美味しそうに食べてくれて、20代、30代で、食を大事にできて、「ごはんを食べると幸せ」と思ってもらえる方が増えたらいいなぁと、ひそかに思っています。

 

ちこ

できるだけ広く、できるだけ深く、ごはんの力を伝えられるよう、
無期限で見ていただけて、参加者同士の交流が生まれる「自主上映」スタイルで公開します。

詳しくは『美味しいごはん』公式サイトにて→